不妊治療での助成金
不妊治療を受けるとき、助成金の利用も考えてみるといいです。
これは不妊治療を受ける方の経済的な負担を軽くするための支援金となり、返済は不要のお金となります。
誰でももらえるわけではなく、一定の条件を満たす必要がありますが、それができれば基本的にはもらえるお金となります。
このような制度も使うといいのは、不妊治療は費用が高額になることも珍しくないためです。
これらは実は保険適用外の治療となる場合も多く、治療費が全額自己負担となりがちです。
さらに場合によると体外受精など非常に高度な治療を利用することになり、治療費がどうしても高くなる傾向もあります。
すると不妊治療を受ける夫婦の経済的負担がどうしても重くなりやすいため、それを軽減するために助成金が用意されている場合もあるのです。
条件はよく確認する必要がありますが、もし使えそうな助成金があれば利用するといいでしょう。
どんな助成金があるの?
助成金は国や市町村が用意していることがあり、お住いの地域によって利用できる制度が変わる場合があります。
東京では体外受精及び顕微授精を不妊治療として受ける際に利用できる助成金があります。
一回の治療につき7.5~30万円が助成されるという制度です。
これを利用するための条件がいくつかあります。
対象者になるのは先の治療法以外では妊娠が難しいと医師に診断された夫婦です。
婚姻済み、事実婚それぞれで住所の制限もあります。
さらに所得制限として、平成31年3月31日以前に開始した1回の治療は夫婦合算で730万円以下、平成31年4月1日以降に開始した1回の治療は夫婦合算で905万円以下と決まっています。
これら条件のほか、指定された医療機関でこの治療を受けることも必要です。
どこの医療機関が対象となるのかはインターネット上で公開されています。
このほかにも細かい条件はたくさんあり、事前に確認が必要となりますが、すべての条件を満たす方は不妊治療の助成金を得られます。
東京で助成金を利用したいなら
東京で受ける不妊治療で助成金を利用したいなら、条件を確認しておくほか、指定の医療機関を利用することが必要です。
たとえば新宿駅の近くにある病院は、先の助成金の指定医療機関となっています。
駅からの距離は西口より徒歩7分となっています。
このほかにも指定の医療機関はたくさんありますが、指定外の病院を利用すると助成金の利用が難しくなります。
なるべく助成金を利用したい場合、必ず東京の指定の医療機関を選んでください。